漫画レビューブログ:カピ原温泉

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zoom RSS 「ねじ巻き真野さん」斎藤けん

<<   作成日時 : 2013/03/13 13:53   >>

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【あらすじ/感想】
カピ原がずっと密かに応援している斎藤けんさんの短篇集。
「クラスで浮き気味の転校生真野さんがある日隣の席の野田くんに弱みを握られ…」
…というあらすじには本作の面白さを伝える上で何の意味も持ちませんw
けんさんの作風はシリアスとコメディの振れ幅が非常に大きく、
さらに時として少女漫画のレベルを超越した構成の作品を書いたりします。
(少女漫画なのに普通にヒロインが死んだりしますw)
「ねじ巻き真野さん」においてもそれは健在で、シリアスなのかコメディなのか、
危ういバランス感が独特でクセになります。 

同時収録の「薔薇とジルコニア」はSF要素ありの良作。
展開が読めない作品ですが、「構成がどうのこうの…」と論じるべきではなく、
流れに身を任せて楽しむべき作品です。
作者がドヤ顔で力量を見せつけてくるのではなく、
あくまで読者を(若干おちょくりつつ)楽しませることを意識しているのが素晴らしいです。
私達も素直にそれを楽しむのが正しい作法ですw
※なお物語の核心部分が4分の1柱スペースと酷似しているので読む際は見落としに注意!
このことは雑誌掲載時にも指摘されていました。
これを受けて読みやすさを向上させようと考えたのか「ねじ巻き真野さん」においては4分の1スペースは全て小さいイラストのみで作者の文章がありません。
これって花とゆめ作家にとっては結構勇気のいる決断だと思うのですが、
そのおかげで今回は全ての短編において4分の1スペースに集中を乱されること無く作品を楽しめました。こういうところが私がけんさんを評価する理由の一つです。

ラストの「吐露」はシリアスオンリー。
私はシリアスとコメディを混在させるけんさんのスタイルが好きなのでこれはイマイチ。

全体を通した評価としては、「式の前日」に迫る構成の上手さがあり、純粋な「面白さ」では個人的に「式の前日」の10倍は面白いと思ってます。
また、コメディ部分のツッコミに関しては「たいようのいえ」を彷彿とさせますが、
今回は特にツッコミがキレキレで完全に「たいようのいえ」を超えていると思いました。
「このマンガがすごい!」のオンナ編にランクインすることは有り得ないでしょうけど、
それのトップ3にらくらく入るレベルの作品だと思っています。

【評価】
☆☆☆☆ 星4
もっと知られて欲しい作品です。

ねじまき真野さん (花とゆめCOMICS)
白泉社
2013-03-05
斎藤けん


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※真野さんのベストショット。華のある絵柄なのになかなか売れない斎藤けん先生をどうかよろしくお願いします!ww
画像

※「薔薇とジルコニア」からのワンシーン。
「藤井さん同士が会うのはおそらく危険だ」←あるあるwww
画像


【試し読みリンク】
http://www.hakusensha.co.jp/comics/data2/9784592191308/

【斎藤けん作品リンク】
「花の名前」全4巻(斎藤けん:LaLa DX)
「with!!」全4巻 (斎藤けん:ララDX)
「プレゼントは真珠」全4巻(斎藤けん)
「亡鬼桜奇譚」(斎藤けん:LaLa)
「雪のカノン」(斎藤けん:ララスペシャル・LaLa4月号増刊)

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