漫画レビューブログ:カピ原温泉

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zoom RSS ヒーローズ・カムバック

<<   作成日時 : 2013/05/12 22:11   >>

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「ギャラリー・フェイク」の細野不二彦氏の呼びかけで実現した、
有名作家の連載終了作品の新作読み切りを集めたチャリティー短編集。
収益は東日本大震災の寄付に使われます。

ただ現金を寄付するのではなく、作品という形にすることで震災の記憶をつなぎとめ、人々を前向きな気持にさせようとする細野先生の支援の形は素晴らしいです。

というわけで内容はともかく「寄付のついでに漫画が読める」というくらいの気持ちで購入しましたが、作品として面白いかどうかも紹介したいと思います(`・ω・´)ゞ

「ギャラリー・フェイク」(細野不二彦)

ギャラリー・フェイクは大好きで本編は2回くらい読んでます。
本作品集の企画者・細野氏の作品というだけあってさすがという出来です。
震災を正面からテーマにしつつもいつものギャラリー・フェイク、
そしていつものフジタ。
内容もギャラリー・フェイクだからこそできる切り口であり見事です。
そして本編未読の読者でも全く問題なく楽しめるストーリー。
チャリティー本という性質上、各作品の本編を知らずに読む読者が多数予想されるので、「初見に優しい」ことは重要だと思います。完璧!

「究極超人あ〜る」(ゆうきまさみ)
ゆうきまさみ作品は一作も読んでいません。
なので「懐かしのあのキャラが復活!」的な面白さは評価不能。
初見としての感想は…面白くなかったですw

「伝染るんです。外伝 サラマンダー」(吉田戦車)
本編は飛び飛びで読んでました。好きな作品です。
いつもどおり。ニヤリとさせられますw
初見でも問題なさそうな気がします。

「サイボーグ009」(島本和彦、原作:石ノ森章太郎)

石ノ森章太郎作品は全く読んでません。
島本和彦作品は結構読んでてとても好きです。
初見の感想としては…意味不明でしたww
しかし、「石ノ森作品」を震災チャリティー本に入れたいという細野氏の気持ちも、
いつものスタイルを使わずにその期待に応えた島本和彦氏もいい仕事をしたんだと思います。
…原作未読なので多分、ですが(^_^;)
※追記
島本和彦氏は「新吼えろペン」の作中でこう言いました。
「漫画家の中には生きたキャラクターがいる。
ある連載が終了してその5年後10年後にその続編が描かれた時に
全然違うキャラになっていることがあるのは、
作者の中からそのキャラがいなくなっちまうからなんだよ!!」
…つまり、島本氏は「ヒーローズ・カムバック」を否定するような
スレスレの発言を過去にしていたわけですww
今回島本さんが自分の過去のキャラを描かなかったのは堂々と逃げを打つという彼らしい選択だったのかも…と私は一人でニヤリとしてしまいましたw

「うしおととら」(藤田和日郎)
うしとら大好きです。藤田作品はだいたい読んでます。
いつものうしとら。とらのツンデレもちゃんと入ってますw
蛇足ですが、この作品に限らず藤田氏は意図的に子供向けの表現をすることが多々ありますが…
個人的にはそういうのは要らないと思いました。
子供は子供扱いされるのを嫌がりますから…w

「犬夜叉」(高橋留美子)
本編は途中で挫折w
どうやら本編完結後のエピソードのようです。
…よって未読者には若干のネタバレかつ、話がよくわからないという弊害が。
読み切りなら「らんま」のほうがふさわしかったと思います。

「銀の匙」(荒川弘)
銀の匙はだいたい既読。
今回は初見に優しい番外編です。
北海道の歴史問題については詳しくないのでノーコメント。
しかし伝えたいテーマと扱う題材は震災チャリティー本にふさわしいものだと思います。
いい仕事してますね(*^-')b

「GS美神極楽大作戦!!」(椎名高志)
本編はめちゃくちゃ好きで、3〜4回は読んでる気がします。
期待に胸を膨らませて雑誌掲載時点で立ち読みしたのですが、
その時は「もうあの3人はいないんだな…」と逆に寂しくなりました。
でも今回単行本で読み返すと…まあこんな感じかな、と。
ちなみにストーリーの出来はイマイチw
個人的には絶対可憐チルドレンとコラボして欲しかったです。

「俺しかいない〜黒い波を乗り越えて〜」(かわぐちかいじ)

かわぐち作品はジパングを途中まで。
本作は「懐かしのあの作品」ではなく、新作読み切り。
企画とは別に描かれた読み切りを細野氏の呼びかけで収録したそうです。
内容は震災時の自衛隊を描いたもの。とても良かったです。
個人的には自衛隊がずっと戦争をしない軍隊であり続けて欲しいと思いました。


【総評】
漫画として900円の価値があるかは人それぞれ。
なお執筆陣と原作本編を8割くらい知っている私は…
チャリティーでなければ買わなかったと思いますw
買うならあくまで寄付のつもり、という心構えをオススメします。



ヒーローズ・カムバック (ビッグ コミックス)
小学館
2013-04-30
細野 不二彦


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